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WHO 更新情報
  鳥インフルエンザ−インドネシアにおける状況−更新30

    2006年9月8日 WHO(原文


インドネシア保健省は、H5N1鳥インフルエンザウイルスによるヒト感染の新たな症例を確認した。症例は、南Sulawesi州Makassarの14歳の女性である。女性は6月18日に発症し、6月23日に入院し、6月24日に死亡した。症例は家の近くで家禽との接触があった。この症例は保健省の通常のインフルエンザサーベイランスシステムを通じて検知された。

上記の症例に加えH5N1感染の症例定義の最近の改訂に沿って、WHOは2005年6月と11月にさかのぼってインドネシアにおける2症例を追加している。これらの2症例を含めることにより、WHOの累積検査確定症例数の表におけるインドネシアの数字と、インドネシア保健省により公式に発行されている数字が一致する。この改訂以前においては、これらの症例は血清学的に確定した鳥インフルエンザH5N1感染に対するWHOの症例定義に合致しなかった。

後ろ向きに確認された症例の1例目は、Banten州Tangerangの8歳の女の子である。女の子は2005年6月24日に発症し、2005年7月14日に死亡した。この子は2005年7月にWHOに報告された家族内集積例の一部である。

後ろ向きに確認された症例の2例目は、中央Java州Magelangの45歳男性である。男性は病気の家禽と直接接触した後、2005年11月25日に発症して、その後回復している。

これらの後ろ向きに確認された症例により、インドネシアの症例数は63になる。うち48人が死亡している。

(2006/9/11 IDSC 掲載)

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