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高病原性鳥インフルエンザ

WHO 更新情報
  鳥インフルエンザ−アゼルバイジャンにおける状況−更新3

    2006年4月11日 WHO(原文


イギリスのWHO協力研究施設でなされた検査により、H5N1感染のヒト症例がさらに1例遡って同定された。症例は17歳の女性で、3月11日に発症した。女性は両側肺炎で重症であったが、以来完全に回復し、退院している。病気の経過の早い段階で、女性の臨床症状と暫定的な検査結果に基づきH5N1感染の診断が推定され、女性はそれに沿って治療を受けた。

女性の15歳になるいとこは以前WHOにより確認されているが、同じ日に発症して入院し重症であった。この女性も完全に回復し、退院している。2人の女性は近所同士であるが、Salyan地区の小さなDaikyand集落に在住していて、ここではアゼルバイジャンの8症例のうち7例が発生している。この集落で家を一軒一軒訪問する能動的サーベイランスを行なったが、さらなる症例は検知されなかった。

本症例が遡って確認されたことにより、アゼルバイジャンの症例は合計8例になる。うち5例が死亡している。



(2006/4/12 IDSC 掲載)

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