国立感染症研究所 感染症情報センター
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高病原性鳥インフルエンザ

WHO 更新情報
  鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況−更新2

    2006年4月3日 WHO(原文


エジプト保健省によりH5N1亜型鳥インフルエンザウイルスに感染したと以前報じられた4人の患者から採取された検体が、イギリスにあるWHO協力研究施設で検査された。4人の患者すべてに対してH5N1陽性の結果が得られた。WHOはそれに従って累積症例数を修正した。

4人の症例は3月20日および3月29日に発行したWHO更新に記載されている。患者のうち2人が死亡した。2人は完全に回復し退院している。

以前保健省により発表された第5番目の患者はまだ入院している。この患者、すなわちKafr El-Sheikh行政区域の18歳女性に対する外部診断確認は未完了である。

4月2日にエジプト当局は、Kafr El-Sheikh行政区域に住むもう2人(6歳の女の子と18か月の妹)が地域の実験室での検査でH5N1感染陽性を示したと発表した。さらなる診断確認は未完了である。2人の女の子は入院しており状態は安定している。

2003年12月にベトナムで始まった現在の集団発生において、エジプトは実験室確定したヒト症例を報告した第9番目の国である。そのうち4カ国(トルコ、イラク、アゼルバイジャン、エジプト)が今年になって初めてヒト症例を報告した。

(2006/4/4 IDSC 掲載)

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