中国保健省は、H5N1亜型鳥インフルエンザによる同国16人目の症例を報告した。症例は死亡例で、移動労働者である29歳女性であった。女性は肺炎の症状で3月15日に上海の病院に入院し、3月21日に死亡した。

この症例は上海で初めて報告された症例である。女性の感染源は現在調査中である。2004年2月以来、上海エリアでは家禽の集団発生は報告されていない。

中国当局によると、女性の密接接触者は医学的観察下に置かれている。

現在までに、中国は16例のH5N1亜型鳥インフルエンザヒト感染例を報告している。そのうち11例が死亡している。