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高病原性鳥インフルエンザ

WHO 更新情報
  鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況

    2006年3月20日 WHO(原文


エジプト政府保健省は、H5N1亜型鳥インフルエンザウイルスによる同国初のヒト感染症例を一例確認した。

患者は、カイロ近くのGaiubia県の30歳の女性である。患者は、家で飼っていた病気のニワトリ、アヒル、そして七面鳥との密接な接触のあと、3月初めに発症し、3月16日に入院し、次の日に死亡した。

患者の家族と他の密接接触者は観察下に置かれているが、現時点ではインフルエンザ様の症状は報告されていない。

検査はエジプト・カイロをベースとする、米国海軍医療研究ユニット3(United States Naval Medical Research Unit 3, NAMRU-3)により行われた。診断確認とさらなる分析のために、検体は海外のWHO協力研究施設に送付されている。WHOは、この外部確認の結果の後に確認症例の累積表中の数字を修正する。

エジプトでは、最初のH5N1亜型鳥インフルエンザウイルスによる家禽の集団発生を2月17日に報告している。それ以降ウイルスは、国内26県のうち18県で報告されている。エジプトでは、家禽は家の近くで飼われており、都市部でも飼われている。

(2006/3/22 IDSC 掲載)

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