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高病原性鳥インフルエンザ

WHO 更新情報
  鳥インフルエンザ:中国における状況−更新3

    2006年2月9日 WHO(原文


中国保健省は、H5N1亜型鳥インフルエンザウイルスによる、同国11番目の実験室確診ヒト感染症例を報告した。

患者は、同国南東部の福建省の26歳の農夫女性である。女性は、1月10日から発熱があり、その後肺炎症状で入院した。当局は、患者の状態は安定し現在も治療中である。

他の多くの中国の症例と同じように、この症例は家禽の間での最近の集団発生が公式には報告されていない地域でおこっている。

中国での11例の実験室確診例のうち、7例が死亡している。現在までにヒト症例が報告された省・自治区は7つで、安徽、福建、広西、江西、湖南、遼寧、四川である。

散発的なヒト症例が継続しておこっていることは、少なくとも中国の特定の場所でウイルスが鳥の間で循環していることを示している。2005年5月以降、農業部門当局は中国国内で32件の家禽の集団発生を報告しており、その多くが2005年の10月と11月に報告されている。

本年になってから3件の家禽の集団発生が報告されている。1件が1月3日に四川省から、1件が1月10日に貴州省から、もう1件が2月8日に山西省からである。

同国のH5N1亜型ヒト感染の最初の2例は、昨年11月中旬に報告されている。

(2006/2/10 IDSC 掲載)

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