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WHO 更新情報 |
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鳥インフルエンザ:イラクにおける状況
2006年1月30日 WHO(原文) |
暫定的な実験室診断は、エジプトカイロにある米国海軍医学研究ユニット(US Naval Medical Research Unit)によって行われた。 この患者の39歳のおじは、患者の病気中に看病をしていたが、こちらも1月24日に発症し、重症呼吸器疾患で27日に死亡した。 どちらの患者も、トルコ国境に近い、イラク北部のSulaimaniyah の近くにあるRaniyaの町に住んでいた。患者の家の近くでは家禽の死亡が最近報告されていたが、H5N1亜型鳥インフルエンザの流行はイラク国内ではいまのところどこにも確認されていない。家禽の検体は検査のために外部の実験施設に送られた。 女児の方は病鳥への曝露があったことが確認された。おじの方の感染源は現在調査中である。 イラク保健省は、呼吸器疾患をもった3番目の症例が、H5N1感染の可能性に関して現在調査中であることをWHOにさらに報告している。患者は、他の症例と同じ地域の出身の54歳の女性であり、1月18日に入院している。 イラク保健省が現状を調査し、適切な公衆衛生的対応を計画するのを援助するために、WHO以外の国連機関の代表をも含めた国際調査団が現在組織されている。イラク国内のWHO職員は、女児の死亡のすぐ後に始められた政府の対策の実施を直接援助している。 イラクは、現在のH5N1亜型鳥インフルエンザ流行でヒト感染例を報告する第7番目の国となった。最初のヒト症例は、2003年12月ベトナムで報告された。 (2006/1/31 IDSC 掲載) |
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