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高病原性鳥インフルエンザ

WHO 更新情報
  鳥インフルエンザ:インドネシアにおける状況

    2006年1月23日 WHO(原文


インドネシア保健省は本日、H5N1亜型鳥インフルエンザウイルスによるヒト感染症例をさらに2例確認した。双方とも死亡例である。

第1例目は13歳の女の子である。この子は1月6日に発症し、1月12日に入院し、1月14日に死亡した。第2例目は4歳になるその子の弟である。弟は1月8日に発症し、1月14日に入院し、1月17日に死亡した。

家族の他の2人、14歳になる姉と43歳の父親が呼吸器症状により入院中である。姉は1月14日に入院し、父親は17日に入院した。これらの症例から採取された検体は、この2人もまたH5N1亜型鳥インフルエンザウイルスに感染していないかどうかを決定するために検査されている。

保健省とWHOによって行なわれた調査の結果、この家族の近所で家禽での大規模な集団発生の証拠を発見した。この家族によって飼育されていた鶏は最初の患者が発症する3日前に死に始めた。家族の全員が死んだ鳥への密接な接触を有し、死鳥の除去作業を手伝っていた。

接触者が追跡調査され、血液検体が採取され、インフルエンザ様疾患の症状に関する監視が続いている。当局は週末にこの地域の鳥の殺処分を開始した。新たに確認された症例により、インドネシアの症例数は合計19になる。そのうち、14例が死亡している。

(2006/1/24 IDSC 掲載)

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