国立感染症研究所 感染症情報センター
Go to English Page
ホーム疾患別情報サーベイランス各種情報
高病原性鳥インフルエンザ

WHO 更新情報
  鳥インフルエンザ:タイ、インドネシアにおける状況−更新36

    2005年10月24日 WHO(原文

タイ保健省は、H5N1亜型鳥インフルエンザのヒト感染症例を、さらに1例確認した。この患者は、カンチャナブリ(Kanchanaburi)県の7歳の男児で、10月16日に発症し、10月19日に入院した。現在回復中である。彼は、10月19日に死亡した確定例 [原文]の息子にあたる。

これら2例は、タイにおける今年の最初の確定例である。アジアにおける集団発生が始まって以来、タイでは19例が確認され、そのうち13例が死亡している。


インドネシア

インドネシア保健省は、さらに2例のH5N1亜型鳥インフルエンザのヒト感染症例を確認した。

新たに確認されたうちの1例目は、スマトラ島ランプン(Lampung)の4歳の男児である。10月4日に発症し、入院後完全に回復し、帰宅した。

この症例は、10月10日に報告されたランプンの21歳の男性患者 [原文]の甥である。これら2症例は関連があり、近隣に居住していたが、ヒト−ヒト感染伝播は否定的であると考えられた。
 
新たに確認されたうちの第2例目は、西ジャワのボゴール(Bogor)の23歳の男性であった。彼は、9月28日に入院し、9月30日に死亡している。


疫学的調査により、両方の症例で、感染家禽への曝露が最も疑わしい感染源であることが明らかになった。

本日までにインドネシアは、7例のH5N1亜型鳥インフルエンザのヒト感染症例を報告している。これらのうち4例が死亡している。

(2005/10/26 IDSC 掲載)

 * 情報は日々更新されています。各ページごとにブラウザの「再読み込み」「更新」ボタンを押して最新の情報をごらんください。

Copyright ©2004 Infectious Disease Surveillance Center All Rights Reserved.