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WHO 更新情報 |
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鳥インフルエンザ インドネシアの状況−更新32
2005年9月29日 WHO(原文) |
インドネシア政府保健省は本日、H5N1亜型鳥インフルエンザによる死亡者を更に1人確認した。患者はジャカルタ出身の27歳の女性で、9月17日に発症し、19日に入院し26日に死亡した。
この女性はインドネシアにおけるH5N1亜型感染の4例目の実験室検査確認症例である。このうち3例が死亡した。
強化サーベイランスと一般国民の関心の高まりの結果として、呼吸器症状がある人々やウイルスへの暴露の可能性のある人々が経過観察のため入院しており、必要に応じて治療を受けている。最終診断がなされるまでは、これらの患者は保健省により疑い例として分類されている。多くはH5N1亜型感染の診断に合致する症状を呈していないが、新規症例を見逃さないことを確実にするための努力の一環として、患者検体のスクリーニングが国立の研究施設で行なわれている。
H5N1亜型鳥インフルエンザのヒト感染を実験室診断確認するのは技術的には難しい。検査によっては決定的でないか信頼できない結果が出ることもある。インドネシアにおける状況の信頼できる評価を確保するために、当局は初期スクリーニングののちH5N1亜型感染の可能性が高そうな人から採取された検体を、確定診断のためにWHOリファレンス研究施設へ送ることを継続している。 FAO(国連食糧農業機関)によると、H5N1亜型鳥インフルエンザは今やインドネシアの多くの地域で家禽の間に流行している。インドネシアのインフルエンザウイルスの活動性が雨期−11月から4月まで−に上昇することから、これからの数ヶ月にヒトが鳥のウイルスに曝露される可能性が高くなりうる。さらに散発的な鳥インフルエンザのヒト症例発生が予想される。 (2005/9/30 IDSC 掲載) |
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