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インフルエンザ

WHO 更新情報
  入手可能な情報から、WHOが推奨するインフルエンザA/H5N1ワクチン製造用プロトタイプ株の変更は必要なし

    2005年7月20日 WHO(原文


WHOのH5亜型リファレンス研究施設ネットワーク(WHO H5 Reference Laboratory Network)と、WHO研究協力センターおよびリファレンス研究施設(WHO Collaborating Centres and Reference Laboratories)は、昨年WHOがA/H5N1パンデミック用ワクチン開発のために選択したH5N1プロトタイプ株の適合性の評価のために、入手できた情報の再検討を行った。鳥インフルエンザが流行した国々から受領した、2004年と2005年のヒトおよび動物由来のA/H5N1ウイルスの遺伝子解析および抗原解析の結果からは、WHO推奨のA/H5N1型インフルエンザワクチン用プロトタイプ株の変更を必要とするような、納得のいく科学的根拠は得られなかった。従って、2004年4月からのWHOの推奨(英文)は引き続き有効である。


WHOは引き続き、地域的流行しているA/H5N1型ウイルスの抗原性および遺伝的変化、特にヒトに感染したものについての変化の、監視を続ける。WHOの研究協力センターは最近のヒト感染したA/H5N1型インフルエンザウイルスから、研究目的で、実験的プロトタイプワクチン株の開発を実施する。

適切なH5N1型プロトタイプワクチン株の時宜を得た選択と確認は、主として感染の広がる国々とWHOの密接な協力、特に、迅速なA/H5N1型ウイルスまたは検体、とりわけヒトから分離されたものの共有と、解析データの情報交換という点にかかっている。
上記に関する質問は whoinfluenza@who.int までお願いします 。


(2005/7/21 IDSC 掲載)



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