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インフルエンザ

WHO 更新情報
  ベトナムにおける鳥インフルエンザのヒト感染例の現況

    2004年8月13日 WHO(原文


昨日(8月12日)に発表された、鳥インフルエンザによる3例の死亡例についてのより詳細な情報が入手された。

北部のハータイ省の症例は、8月2日に死亡した4歳の男児と、8月4日に死亡した11ヶ月の女児であった。南部のハウザン省の症例は8月6日に死亡した25歳の女性で、この患者からの検体が、鳥インフルエンザウイルスのH5N1株に対して検査陽性であった。

WHOはまた、さらに幾人かの、国内の南北両地域からの患者検体に対しても、検査が実施されているとの報告を受けた。ベトナム政府は、過去3週間の間に小児と若年成人の間で検知され、そのほとんどが死亡した、重症肺炎の症例についての調査を続けている。死亡例の検体を、全例入手することはできなかった。

本日(8月13日)実施された疫学的調査のなかで、確定例の家族内接触者からの検体も採取された。接触者すべての健康状態は良好である。調査担当者らはまた、各世帯の近隣の家禽類あるいは他の家畜からの検体も採取した。この調査や他の研究の結果が、現在の集団発生の感染源および感染経路をいくらかでも明らかにすると考えられる。

WHOはベトナム国家当局と緊密に協力しており、検査結果が判明したことを伝えられた。検査結果が最終的なものと考えられるまでには、しばしば複数の検査の実施が必要である。

WHOはベトナム保健省との話し合いの中で、検査結果の確認とさらに詳細な分析のために、WHO国際リファレンス研究施設へ検体を送るにあたっての全面的な支援を申し出た。

(2004/8/16 IDSC掲載)

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