エジプト保健人口省は、鳥インフルエンザウイルスA（H5N1）の新たなヒト感染症例をWHOに報告した。

　症例はメノフィア行政区（Menofia governorate）の45歳女性で、2012年2月10日に発症、2月17日にオセルタミビルによる治療を受け、回復傾向にある。症例は、WHOの世界インフルエンザサーベイランスネットワークの国家インフルエンザセンターである中央公衆衛生研究所で2月18日に確定診断された。

　感染源調査の結果、裏庭の家禽への接触歴があることが示唆された。

　エジプトではこれまでに160例が確定診断され、そのうち55例が死亡している。