エジプト保健人口省は、鳥インフルエンザウイルスA（H5N1）の1例のヒト感染症例をWHOに報告した。

　症例はダカハリーヤ行政区（Dakahlia governorate）ミート・サルシール区（Meet Salseel district）の31歳の女性である。女性は11月10日に発症し、11月16日に入院した。女性は危篤状態で人工呼吸器が装着されている。

　感染源調査で、症例は自宅の裏庭で病気や死亡した家禽に曝露していたことが明らかになった。

　症例は11月21日にWHOの世界インフルエンザサーベイランスネットワーク（Global Influenza Surveillance Network）の国家インフルエンザセンターであるエジプト中央公衆衛生研究所（Egyptian Central Public Health Laboratories）で確定診断された。

　エジプトではこれまでに153例が確定診断され、そのうち52例が死亡している。