エジプト保健省は、鳥インフルエンザA（H5N1）ウイルスの新たな１例のヒト感染症例をWHOに報告した。症例はベヒラ行政区（Behira governorate）、ダマンフール区（Demnhoor district）の6歳女児で、7月12日発症、入院した。女児は オセルタミビルによる治療で回復し、7月30日に退院した。

　感染源調査の結果、女児は鳥インフルエンザが疑われた家禽への曝露が確認された。

　この症例は、WHO世界インフルエンザサーベイランスネットワーク（Global Influenza Surveillance Network）の国家インフルエンザセンターであるエジプト中央公衆衛生研究所で確定診断された。

　エジプトではこれまでに151例が確定診断され、そのうち52例が死亡している。