バングラデシュ保健家族福祉省は、鳥インフルエンザウイルスA（H5N1）亜型の新たなヒト感染症例を報告した。

　症例はダッカのカマラプール（Kamalapur）の2歳男児で、3月1日発症、3月9日インフルエンザ定点サーベイランス機関を受診し、検体採取された。男児は回復している。

　詳細な疫学調査および接触者調査が、バングラデシュ疫学疾病研究所（IEDCR）、国際下痢症研究センター（ICDDRB）、およびWHO（バングラデシュ）の疫学者のチームによって実施され、追加症例は確認されなかった。

　感染源調査で男児は病気の家禽との曝露が確認された。男児はこれまでに報告された症例と同じ地域の居住であるが、互いの接触はなかった。

　男児は、IEDCRによって鳥インフルエンザウイルスA（H5N1）亜型の感染が確定された。