エジプト保健省は、鳥インフルエンザウイルスA(H5N1)亜型の新たな4例のヒト感染症例を報告した。
1例目はベハイラ行政区(Behaira Governorate)の1歳男児で、2月14日発症、2月16日入院、回復して2月22日退院した。
2例目はベハイラ行政区(Behaira Governorate)の3歳女児で、3月10日発症、3月12日入院、回復して3月18日に退院した。1例目と2例目は同じ行政区であるが、異なる村からの報告であり、また親族でもない。
3例目はアレクサンドリア行政区(Alexandria Governorate)の34歳女性で、3月9日発症、3月15日入院、治療中で状態は安定している。
4例目はカフル・アッシャイフ行政区(Kafr El-Shaikh Governorate)の30歳女性で、3月7日発症、3月15日入院、回復して3月27日退院した。
感染源調査の結果、これらの4症例は鳥インフルエンザの感染が疑われた病気かつ/または死亡した家禽への曝露が確認された。
これらの症例は、世界インフルエンザサーベイランスネットワーク(WHO Global Influenza Surveillance Network)の国家インフルエンザセンターであるエジプト中央公衆衛生研究所で確定診断された。
エジプトではこれまで137例が確定診断され、そのうち45例が死亡している。
(2011/4/14 IDSC 更新)
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