エジプト保健省は新たに鳥インフルエンザH5N1に感染した4症例を発表した。
1例目は、シャルキア行政地区(Sharkia governorate)の56歳女性で12月22日に発症し12月23日に入院しオセルタミビルによる治療を受けた。その後症状が安定したため30日に退院となった。家禽への曝露に関する情報は無く感染源調査が現在行われている。
2例目は、ケナ行政地区(Qena Governorate)の25歳女性で12月19日に発症し12月27日に入院し29日に死亡した。調査により、患者が家禽との接触歴を有することが判明した。
3例目は、イスマイリア行政地区(Ismailia Governorate)の27歳男性で12月23日に発症し12月28日に入院し現在も病院で治療を受けている。家禽への曝露に関する情報は無く感染源調査が現在行われている。
4例目は、ダカフリア行政地区(Dakahlia Governorate)40歳男性で、12月25日に発症し30日に入院となった。2011年1月2日に死亡した。患者は家禽との接触歴を有していた。
検査室検査にてH5N1ウイルスが確認されている。エジプトではこれまで119例が検査診断を受けており、うち40例が死亡している。
(2011/1/14 IDSC 更新)
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