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高病原性鳥インフルエンザ

WHO 更新情報
  鳥インフルエンザ−ベトナムにおける状況−更新11

      2010年4月21日 WHO(原文


 4月6日と9日にベトナム保健省は新たな2例の鳥インフルエンザH5N1亜型のヒト感染症例を報告した。この症例は国立衛生疫学研究所で確認された。

 最初の症例はBac Kan州、Nhu Co communeの22歳男性で、3月28日に発症し、国立熱帯病病院に入院しているが重篤な状態である。4月3日に鳥インフルエンザH5N1亜型感染の確定診断が得られた。疫学調査により、自宅および周辺地域で病気や死亡した家禽がいたことが判明している。

 次の症例はBac Kan州、Cho Moi地区の2歳の少女で、4月2日に発症、Cho Moi地区病院で治療を受けており、状態は落ち着いている。4月7日に鳥インフルエンザH5N1亜型感染の確定診断が得られた。疫学調査により、自宅および周辺地域で病気や死亡した家禽がいたこと、および、症例の家族が病気の家禽を食用にするために処理していたことが判明している。

 この2症例にヒト−ヒト感染を疑うような疫学的関連性は認められていない。

 ベトナムでは現在までに確定された119例のうち、59例が死亡している。



(2010/4/26 IDSC 更新)
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