3月4日エジプト保健省は、新たに5例の鳥インフルエンザウイルスH5N1亜型のヒト感染症例を報告した。
1例目の患者はQaliobia行政区Shobra Elkhima地区の57歳男性で、2月27日発症、同日に入院しオセルタミビルによる治療を受けたが、重篤な状態にある。
2例目の患者はQaliobia行政区Banha地区の1歳男性で、2月22日発症、2月23日に入院しオセルタミビルによる治療を受け、安定した状態にある。
3例目の患者はDakalia行政区Meet Ghamr地区の10歳男性で、2月10日発症、2月14日に入院しオセルタミビルによる治療を受け、中等症程度の状態にある。
4例目の患者はKafr El-Sheik行政区Kellin地区の30歳女性で、2月10日発症、2月11日に入院しオセルタミビルによる治療を受け、安定した状態にある。
5例目の患者はKafr El-Sheik行政区Kafr El-Sheik地区の13歳男性で、2月10日発症、2月14日に入院しオセルタミビルによる治療を受け、安定した状態にある。
感染源調査の結果、これら5症例は病気や死亡した家禽との接触歴があった。症例はWHOの世界インフルエンザサーベイランスネットワークの国立インフルエンザセンターであるエジプト中央公衆衛生研究所で確定診断された。
エジプトでは現在までに確定された104例のうち、30例の死亡が確認されている。
(2010/3/9 IDSC 更新)
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