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高病原性鳥インフルエンザ

WHO 更新情報
  鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況−更新10

      2009年4月8日 WHO(原文


 エジプト保健省は、鳥インフルエンザの新たな確定ヒト症例を3例報告した。


 第1例目は、El Behira行政地区、Kom Hamada地区の2歳の男児である。男児は3月27日に発症し、3月30日にNaaora発熱病院に入院し、同日(3月30日)オセルタミビル投与を開始された。現在容態は安定している。

 第2例目も同じ地区の2歳の男児であり、上記症例の周囲の調査を通じて検知された。この男児は3月31日に発症し、4月1日にDamanhor発熱病院に入院し、同日(4月1日)オセルタミビル投与を開始された。この男児の容態は現在安定している。

 双方の男児とも発症前に弱った家禽や死んだ家禽との接触があった。双方の男児の濃厚接触者が同定されたが、感染の症状を呈しているものはいない。


 第3例目は、Qaliobia行政地区、Shubra El Khema地区の6歳の男児である。男児は3月22日に発症し、3月28日にAin Shams大学病院に入院し、4月3日にオセルタミビル投与を開始された。男児は発症前に弱った家禽や死んだ家禽への曝露があった。男児は重体である。


 上記のように報告されている3症例のすべてに対して、H5N1鳥インフルエンザウイルス感染は、エジプト中央公衆衛生研究施設において陽性であり、引き続いてアメリカ合衆国海軍医学研究所第3ユニット(NAMRU-3)において確認された。


 エジプトでこれまでに確認された63例のうち、23例が死亡している。




(2009/4/9 IDSC 更新)
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