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WHO 更新情報 |
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鳥インフルエンザ−連合王国における鳥インフルエンザA/H7N2のヒト症例−更新
2007年6月1日 WHO Europe(原文) |
2007年5月30日現在、当該農場、感染家禽、あるいはインフルエンザA/H7N2ウイルス感染の確定ないし疑い症例のいずれかに曝露した256人が以下の場所での曝露として同定されている:家庭(39人)、学校(14人)、職場(203人)。職場には2病院の少なくとも148人の患者とスタッフが含まれる。曝露した人々のうち79人は、7日間の潜伏期間がすでに経過したので発症のリスクはないと考えられている。予防的方策および連合王国の方針により、曝露した人々にはオセルタミビルを勧めるという決定がなされた。
感染が検査確定した2人のウェールズの住民に加えて、医療従事者1人を含む17人の曝露した人々がインフルエンザ様症状(38℃以上の発熱、頭痛や身体の痛み、咳や頭重感、咽頭痛や結膜炎)を呈しているか又は呈していた。これらの人々に重症者はおらず、オセルタミビルによる治療を受けているか又は受けた。 12人の人々から得られた鼻・のど・眼のスワブに対する検査結果は、インフルエンザA/H7N2ウイルス感染陰性であった。
疫学調査の暫定的結果によると、限定的なヒトーヒト感染が除外できないが、公衆衛生的なリスクは低いと考えられている。
インフルエンザA/H7N2ウイルスのような低病原性鳥インフルエンザウイルスに関連するヒトーヒト感染に関する証拠は非常に限定的である。しかし、このことは、2003年のオランダにおける後ろ向きのコホート研究によって、高病原性インフルエンザA/H7N7ウイルスに関連して文書化されている。
(2007/6/5 IDSC 掲載)
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