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高病原性鳥インフルエンザ

WHO 更新情報
  鳥インフルエンザ−ラオス人民民主共和国における状況−更新2

    2007年3月16日 WHO(原文


ラオス人民民主共和国保健省は、H5N1鳥インフルエンザウイルスによる2人目のヒト感染例を報告した。症例は死亡例である。

ラオスにある国立実験疫学センターにおいて最初の検査が行なわれた。WHOの方針に沿って、診断確認およびさらなる解析のために東京のWHO協力研究施設へ検体が送られた。この協力施設がH5N1感染を確認した。

症例はビエンチャン県Pong Hong地区のSaka村に住む42歳女性である。女性は2月26日に発熱し、28日にビエンチャン県立病院に入院し、3月1日にSethathirat病院に移送された。女性は3月4日に死亡した。曝露源を決定するための調査の間に行なわれた検査により、女性の家でH5陽性のアヒルが発見された。家族や病院の密接接触者は監視されており、現在までに感染の症状を呈した者はいない。

WHOは、症例報告を強化し、診断能力を改良し、市中における鳥インフルエンザへの意識を高めることに関して、ラオス政府と緊密に協力しあっていく。

(2007/3/20 IDSC 掲載)



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